2023-24シーズンのインフルエンザワクチン予防接種

お知らせ院長コラム

2023-24シーズンのインフルエンザワクチン予防接種

インフルエンザワクチンの接種時期

例年インフルエンザワクチンを10月から12月に接種することをおすすめしています。
今年は夏の間にもインフルエンザの流行がみられているため、早めにワクチン接種を終えた方がよいと考えます。

今年のインフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンについては、毎年流行しそうなウイルス株を予想して製造されます。
日本における2023/2024シーズンのインフルエンザワクチン製造株は4つの成分を含むA(ビクトリア)(H1N1)、A(ダーウィン)(H3N2)、B(山形系統)、B(ビクトリア系統)であり、前年とA(ビクトリア)(H1N1)が変更となっています。

インフルエンザワクチンの有効性

インフルエンザに罹患すると、特に高齢者や肺、心臓、腎臓に病気を持っている患者さんなどでは、もともとの病気が悪くなったり、肺に細菌感染を引きおこしたりして入院や死亡の危険が増加します。

インフルエンザワクチンでインフルエンザに全くかからなくなるものではないのですが、ある程度発病を抑える効果があり、重症化を阻止するはたらきがあります。65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34〜55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとの報告があります。

インフルエンザワクチンは誰のため?

日本においては1962年から1987年までは小学生のインフルエンザワクチンが義務とされていました。1987年からは義務ではなくなり、1994年にインフルエンザワクチンが予防接種対象から除外され、当時インフルエンザワクチンはほとんど接種されなくなりました。
その結果、高齢者のインフルエンザ集団感染や高齢者の肺炎死亡の増加が起こり、さらには全死亡率が上昇することとなりました。

小学生が多くワクチン接種することによって、その周囲の高齢者のインフルエンザ感染を抑える効果があったと考えられます。
インフルエンザの流行をふせぐことによって高齢者を守ることが出来ます。
そのために健康な人が一人でも多くインフルエンザワクチンを接種することが重要です。

世の中には、アレルギーや副反応のためインフルエンザワクチンを接種できない人もいます。
また、乳幼児はインフルエンザワクチンの効果が低いと言われています。まわりの人がワクチンをうっておくことが、そのような人がインフルエンザにかからないようにすることが出来ます。

ワクチンは自分だけのためのものではなく、まわりにいる弱者を守るためのものでもあるのです。

インフルエンザワクチン接種の実際

インフルエンザワクチンの感染防御効果の持続期間は接種後約2週間から約5ヶ月とされています。
そのため毎年ワクチン接種が必要になります。

13歳以下は2回(2~4週間の間隔)、それ以外は1回接種です。

通常インフルエンザが流行するのは12月末から翌年3月頃なので、12月中旬までに接種しておく必要があります。
今年はすでに夏に流行しているので、それより早く接種しておいた方がよいでしょう。

インフルエンザワクチンの副反応

発赤、腫脹、疼痛などの注射した部位の局所症状は10〜20%、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感、等の全身症状は5〜10%とされていますが通常2〜3日で消失します。

インフルエンザワクチン接種をしない方が良い人

  1. 明らかな発熱がある人(37.5℃以上)
  2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
  3. インフルエンザワクチンの接種液の成分によってアナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな人

インフルエンザワクチン接種をしたほうが良い人

上記のしないほうが良い人以外の人は基本的には全員したほうが良いですが特に

  1. 65歳以上の人
  2. 60〜64歳で心臓、腎臓、呼吸器の機能に障害のある人

はおすすめしております。
その他

  1. 医療従事者、介護職
  2. 保育所、幼稚園、学校等の職員
  3. 家族に高齢者や免疫抑制状態にある人がいる人

もおすすめします。

妊婦、授乳婦のインフルエンザワクチン接種

妊婦はインフルエンザ感染で重症化するリスクがあるとされています。
インフルエンザワクチン接種についての副反応は妊娠の有無にかかわらず変化ないと言われているので、インフルエンザワクチンは接種していた方が良いでしょう。

また、母体から胎盤を介して胎児へも抗体が移行するため妊娠中のインフルエンザワクチン接種によって出生後の乳児のインフルエンザ感染の防御や重症化防止のメリットもあります。
授乳についても乳児への悪影響はなく、インフルエンザワクチン接種後も子供に母乳を飲ませることに差し支えないようです。

他のワクチンとの同時接種

肺炎球菌ワクチンや新型コロナウイルスワクチンなど、他のワクチンとの同時接種も問題ないとされています。
しかしながら、発熱や注射部位の腫れ、痛みなどの副反応が比較的強い新型コロナウイルスワクチンについては、同時接種せず、1〜2週間程度間隔を空けて接種することを柏木内科ではおすすめしております。

柏木内科でのインフルエンザワクチン接種

10月1日よりインフルエンザワクチン接種を開始します。
予約は電話で行っていますので、ご連絡ください。

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